北韓がこのほど、旧日本軍慰安婦問題と強制動員被害者問題について、独自の文献資料をまとめた資料集を発行したもようです。
北韓朝鮮歴史学学会の委員長を務めるチョ・ヒスン氏が7日、在日本朝鮮人総連合会の機関紙、朝鮮新報に掲載した文章の中で明らかにしたものです。
それによりますと、北韓の社会科学院はことし5月、旧日本軍慰安婦問題と朝鮮人強制連行に関する文献資料集を発行したということです。
資料集には、2000年に各国の民間団体によって開催された「女性国際戦犯法廷」に、南北の団体が共同で提出した起訴状も付録として添付されているということです。
チョ氏は、「資料集は、生存者の証言が中心となっている貴重な資料で、日本軍慰安婦と関連した記録のユネスコ記憶遺産登録を目指していくうえで貢献するだろう」としています。

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