文大統領 「安保理決議の徹底履行を」

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日、北韓による弾道ミサイル発射を受けて大統領府青瓦台でNSC=国家安全保障会議全体会議を開き、対応策を協議しました。
会議で文大統領は、北韓の弾道ミサイル発射を強く非難したうえで、北韓による追加挑発の可能性が高いとして、北韓による6回目の核実験を受けて国連安全保障理事会が先ごろ採択した北韓制裁決議が徹底して履行されるようあらゆる力量を集中させるよう指示しました。
また、文大統領は、北韓が核とミサイルを放棄するよう国際社会と連携してあらゆる外交手段を講じるとともに、北韓の核・ミサイル脅威への実効性ある対応策を講じるよう指示しました。
文大統領はさらに、北韓が先ごろ言及した電磁パルス(EMP)攻撃や生物・化学兵器の使用など、新たな形の脅威に対しても綿密に分析し、備えるよう指示しました。
青瓦台によると、北韓のミサイル発射準備に関する動きは、前日14日の午前に文大統領に報告されたということです。
[Photo : ]