「核戦力開発、ほぼ終着点」 金正恩委員長

北韓は、15日に北太平洋に向けて発射した弾道ミサイルが中距離弾道ミサイル「火星12」であることを確認しました。
北韓は15日午前6時57分ごろ、平壌近郊の順安(スナン)から、東の方向に向けて中長距離弾道ミサイル一発を発射しました。このミサイルの高度はおよそ770キロ、飛距離は3700キロあまりで、飛距離は先月29日に発射したミサイルに比べて1000キロほど伸びました。
これについて北韓の国営メディア、朝鮮中央通信は16日、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の立会いのもと、移動式発射台から新型の中距離弾道ミサイル「火星12」の発射実験を行ったと発表しました。
また、朝鮮中央通信は、発射実験の後、金正恩労働党委員長が、「核戦力の開発はほぼ終着点に至った。最終目標はアメリカと実質的なパワーバランスをとることだ」と述べたことを伝え、一連の核やミサイル発射実験がアメリカをけん制するためのものであることを再確認しました。
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