米国防長官 「対北韓、多くの軍事的選択肢」

アメリカのマティス国防長官は現地時間の18日、記者団に対し、北韓に対する「多くの軍事的選択肢がある」と強調し、この中にはソウルを危険にさらさないものも含まれると述べました。
ただ、詳細については明らかにしませんでした。
ソウルは北韓との軍事境界線から数十キロしか離れておらず、アメリカ軍が北韓を攻撃すれば、報復でソウルが砲撃にさらされるとみられていることから、ソウルを危険にさらさない軍事的選択肢が何かに、関心が集まっています。
こうしたなか、アメリカのトランプ大統領と中国の習近平国家主席はアメリカ現地時間の18日、電話で会談し、北韓に対し最大の圧力を加えていくことで合意したと、アメリカ・ホワイトハウスが明らかにしました。
会談について、中国の新華社通信は、両首脳が両国の広範な共同利益について意見交換したとだけ伝えています。
一方、国連総会に出席するため、それぞれニューヨークを訪れた中国とロシアの外相が非公開で会談し、北韓問題の外交的解決を図っていくことで合意したと、ロイター通信が伝えました。最近、軍事的選択肢への言及を増やしているアメリカを牽制する狙いがあるものとみられています。
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