アメリカを訪れている文在寅（ムン・ジェイン）大統領は現地時間の18日、ニューヨークで国連のグテーレス事務総長と会談し、北韓の核問題をめぐる対話の「仲介役」としての努力を求めました。
大統領府青瓦台の朴洙賢（パク・スヒョン）報道官が伝えたところによりますと、文大統領はグテーレス事務総長との会談で、「北韓の核問題を平和的な方法で根本的、包括的に、速やかに解決するため積極的な役割を果たしてほしい」と求めたということです。
そのうえで文大統領は、北韓の核問題などをめぐる対話の「仲介役」としての努力を要請し、その努力に韓国政府としては積極的に応えると述べたということです。
グテーレス事務総長は、先月、北韓のICBM＝大陸間弾道ミサイル発射後、北韓の核問題をめぐる対話を仲介する意向があることを表明しています。
グテーレス事務総長は、「安保理決議の履行に向けて国連として協力すると同時に、対話を通じて北韓の核問題が速やかに解決の糸口をつかめるよう韓国政府と緊密に協力しながら努力していく」と述べました。
ただ、グテーレス氏による北韓への特使派遣については議論されなかったということです。
青瓦台関係者は、「南北対話や米朝対話を含めて、対話を仲介するための努力を表明したものと理解される。特使派遣についても議論されていないが、可能な方法を見つけ、役割を果たすというのが事務総長の考えだ」と話しています。

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