京畿道（キョンギド）城南（ソンナム）市にある軍用空港、ソウル空港で10月17～22日に開催される「ソウル国際航空宇宙・防衛産業展示会」に、アメリカ軍が戦略兵器の最新鋭ステルス戦闘機F22とF35Aを派遣します。
国防部が19日、明らかにしました。
展示会への参加が目的ですが、世界最強の戦闘機とされるF22を韓半島に派遣するのは、核・ミサイル開発を続ける北韓をけん制する狙いもあるものとみられています。
F22は、最高速度がマッハ2.5以上で、ステルス性に優れ、敵の上空に侵入して狙った場所を精密打撃することができます。防空網が整っていない北韓が最も恐れるアメリカ軍の戦略兵器とされています。
F22は、沖縄県のアメリカ軍基地に配備されていますが、韓米は、北韓への圧力を強めるため、韓半島にもローテーション配備することを検討しているとされています。
また、F35Aは、韓国空軍が来年から段階的に導入する次世代戦闘機で、アメリカ軍がF35Aを韓半島に派遣するのは初めてです。
F22とF35Aは、今回の展示会で展示飛行も行う計画です。
「ソウル国際航空宇宙・防衛産業展示会」は隔年で開催され、今年は33か国から400社の防衛関連企業が参加し過去最大規模となる見通しです。

[Photo : ]