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文在寅大統領 国連総会で演説

ニュース2017-09-21

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は現地時間の21日、アメリカ・ニューヨークで開かれている国連総会に出席し、演説しました。
文大統領は演説で、「すべての国が国連安保理の決議を徹底して履行し、北韓がさらに挑発すれば、それに相応する新たな措置を模索しなければならない。北韓が自ら核を放棄するまで、国際社会が強力で断固に対応しなければならない」と述べました。
また、「北韓は、国際社会の一致した要求と警告にもかかわらず、6回目の核実験とミサイルによる挑発に踏み切り、われわれ皆に言葉に表せない失望と憤りを与えた」と批判しました。
さらに、「北韓の核実験以降、韓国政府は、北韓に挑発をやめさせ、対話のテーブルに着かせるためにさらに強力な制裁と圧力が必要だとする考えを、周辺国や国際社会に積極的に示してきた。安保理がいつにもまして速やかに、そして全会一致で、以前より強力な北韓制裁決議を採択したことを評価する」と述べました。
文大統領は、「韓国は、北韓の崩壊を望んでいない。いかなる形の吸収統一や人為的な統一も追及しない。北韓が正しい決断をすれば、韓国は国際社会とともに北韓を支援する準備ができている」として北韓に対して自らを孤立させる無謀な選択をただちに止め、対話の場に出るよう促しました。
続いて文大統領は、「5か月後、北韓からわずか100キロ離れた韓国の平昌(ピョンチャン)で、冬季オリンピックが開かれる」と紹介し、「北韓の冬季オリンピック参加のため、IOC=国際オリンピック委員会とともに最後まで取り組む」と強調しました。
また、去年末、親友による国政介入事件や数々の疑惑を招いた朴槿恵(パク・クネ)前大統領を罷免に追い込んだ「ろうそく集会」について触れ、「ろうそく革命こそ、国連の精神が実現した歴史の現場だったと思う。韓国国民はもっとも平和的で、美しい方法で民主主義を成し遂げた。国民主権の力と、暴力より平和の力が世の中をより大きく変えられるということを証明した」と強調しました。

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