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北韓の地震 白頭山噴火の可能性も

ニュース2017-09-25
北韓の地震 白頭山噴火の可能性も

北韓の核実験場付近で23日午後に観測された地震は、核実験と関係があるとみられています。
韓国気象庁は24日、北韓北東部で23日午後1時43分に地震が発生し、午後5時29分にも地震が発生したと発表しました。
いずれも震源は北韓北東部の咸鏡北道(ハムギョンプクト)吉州(キルジュ)郡の北北西49キロ付近で、豊渓里の核実験場から北北西におよそ6キロ離れています。
この地震については核実験との関係が指摘されています。
核実験全面禁止条約機関準備委員会のゼルボ事務局長は、この地震について、3日の核実験直後に観測された坑道の陥没による地震に似ていると指摘し、「核実験の揺れの余波の可能性が高い」と指摘しました。
また、延世大学地質学科教授のホン・テンギョンさんは、核実験による大規模土砂崩れ、核実験場の坑道の崩壊、地質や断層が不安定になっていることなどを要因として挙げました。
ホン・テンギョンさんは、一連の揺れが中朝国境地帯の白頭山のマグマ層に影響を及ぼし、白頭山が噴火する可能性もあると指摘しました。
白頭山は946年に噴火した記録があります。
一方で、一連の地震で核実験場の坑道が崩壊するなどして、放射性物質が外部に出て大気や水を汚染するとの懸念も出ていて、軍事的側面からだけでなく、環境の側面からも監視を強化する必要があるとの指摘も出ています。

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