韓国政府は、来月18日に北京で始まる中国共産党の第19回全国代表大会に与党・ともに民主党の朴炳錫（パク・ビョンソク）議員を団長とする使節団を派遣する方針です。
5年に一度開かれる中国共産党大会に韓国政府が祝電を送ったことはありますが、使節団を派遣するのは異例のことです。
朴炳錫議員は、文在寅政権発足直後のことし5月に中国で開かれた「一帯一路国際協力サミットフォーラム」に政府代表として出席しており、党内のいわゆる中国通として知られています。
今回の党大会は2期目に入る習近平国家主席が側近の登用や自らの政治思想を盛り込む党規約改正などを実現させ、一段と権力集中を目指すことが予想されます。
朴炳錫議員は、「新たに構成される党指導部に祝賀メッセージを伝え、サードの韓国配備でギクシャクしている韓中関係の修復に向けた率直な意見交換ができるチャンスとなるだろう」と話しています。
朴炳錫議員はまた、文在寅大統領の初の中国訪問についても中国側と協議することにしています。
ただ、使節団の形式を、政府代表団とするのか与党代表団とするかはまだ決めていないということです。 

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