米朝間に複数の連絡ルートか ティラーソン国務長官

アメリカのティラーソン国務長官は30日、訪問先の北京で、北韓が対話に応じる意思があるのかを探るため接触していることを明らかにしました。
ティラーソン国務長官は、習近平国家主席と会談したあと、メディアの取材に応じ、「北韓に対して、対話をしたいのかとたずねている。平壌とは複数の連絡のルートがあると述べ、北韓と接触をしていることを明らかにしました。
ティラーソン国務長官は、具体的な連絡ルートについては明らかにしませんでしたが、三つのルートがあり、いずれも中国を介さないアメリカ独自のものだということです。
米朝間の唯一の外交ルートとされてきたニューヨークの外交ルートは、去年7月に北韓が遮断したとされていますが、米朝関係に詳しい消息筋は「今も機能しており、アメリカ側は北韓担当特別代表が主導している」としました。
また当局者による接触とは別に、アメリカの元当局者や専門家と北韓当局者との非公式会合がヨーロッパなどで開かれているということです。
トランプ政権が北韓との直接的な接触を認めたのは初めてです。
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