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韓米相互防衛条約 北韓が非難

ニュース2017-10-03
韓米相互防衛条約 北韓が非難

韓米相互防衛条約が、今月1日に締結64周年を迎えたことについて、北韓の労働党機関紙の労働新聞は、「北韓侵略の妄想を実現しようとするアメリカの計略が盛り込まれた条約だ」として非難しました。
労働新聞は2日の論説で、「韓米相互防衛条約は韓半島で新しい戦争を挑発しようとするアメリカの好戦的な企画の産物だ。任意の時に北韓侵略戦争の導火線に火をつけようとするアメリカの無謀な侵略企画が条約に盛り込まれている」と非難しました。
そして、「アメリカとそれに追従する者の軍事的挑発策動によって韓半島はいつ戦争が勃発するか分からない、一触即発の厳しい情勢がつくられている。条約は、南北関係改善、自主統一をさえぎる犯罪的な条約だ」と述べました。
韓米相互防衛条約は、1953年10月1日に韓米の間で締結された条約で、北韓の韓国侵略など韓半島有事の際に、アメリカが国連の議決を経ずに即刻介入できることを明記しています。
韓米合同軍事演習やアメリカの「核の傘」もこの条約にもとづくものです。
北韓が64年前に締結された韓米相互防衛条約を非難していることについて、北韓に対する国際社会の圧力が強まっているなか、北韓がアメリカに対し、核開発計画の中止の見返りとして韓米相互防衛条約の緩和を求める考えであることを示唆しているという見方が出ています。

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