韓国と北韓の経済協力事業で、現在は操業を中断している、開城（ケソン）工業団地の韓国企業所有の縫製工場を、北韓が秘密裏に稼働させていると、アメリカ政府系放送の自由アジア放送が3日、中国の消息筋の話として伝えました。
この中国の消息筋は、北韓で下請け工場を操業しており、それによりますと、北韓は開城工業団地の中の19の衣類縫製工場を韓国当局に通知せずに密かに稼働させている」ということです。
開城工業団地の縫製工場では、北韓国内向けの衣類も製造していますが、主に中国が発注したものを作っているということです。
この消息筋は、「国連安保理で北韓制裁決議が採択されて繊維類の下請け輸出も制裁対象品目になったので、これまで密かに動かしていた縫製工場も今後は仕事を確保することが難しくなるだろう」と述べました。
また中国の別の消息筋は、「北韓が開城工業団地の工場を動かし始めてから、すでに6か月以上になる」と話しています。

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