北韓との接触、大統領と矛盾せず 米国防長官

アメリカのマティス国防長官は、ティラーソン国務長官が北韓との接触を明らかにしたことについて、「支持する」と表明し、トランプ政権の北韓政策は矛盾していないと強調しました。
アメリカのティラーソン国務長官は30日、訪問先の北京で、習近平国家主席と会談したあと、北韓が対話に応じる意思があるのかを探るため接触していることを明らかにしましたが、これについて、トランプ大統領は、その翌日にツイッターの投稿で「時間の無駄だ」と指摘し、大統領と国務長官のあいだで意見の隔たりがあるのではないかという疑念が浮上していました。
マティス国防長官は、現地時間の4日、連邦議会上院軍事委員会の聴聞会で、上院議員から提起されたこうした疑念について「対話の機会を探っているだけであり、適切な時期が来るまで対話をするつもりはないという大統領の意思とは矛盾しない」と述べ、トランプ政権内の意思は統一されていると釈明しました。
また「国防総省は外交的解決を目指すティラーソン国務長官の試みを全面的に支援する」と強調し、国防総省としてティラーソン国務長官とその戦略を全面的に支持している考えを示し、疑念の払拭に努めました。
[Photo : ]