ICANのノーベル平和賞 韓国政府は歓迎の意向

ことしのノーベル平和賞に国際的なNGOの連合体であるICAN=核兵器根絶国際キャンペーンが選ばれたことについて、韓国政府は、「北韓の核問題に対する国際社会の関心を高める契機になる」として、歓迎する意向を示しました。
ノーベル賞委員会は、ICANへのノーベル平和賞授与の背景に触れ、「いくつかの国々が核兵器を現代化しており、北韓をはじめとする多くの国々が核兵器保有を試みる実質的な危険が存在している」と述べ、北韓の核問題を指摘しました。
これについて、韓国政府関係者は、「北韓の核問題に対する国際社会の関心を高める契機になる」として歓迎する意向を示し、北韓問題の解決に向けた国際社会の関心と協力を求める考えをほのめかしました。
また、2008年から2009年にかけてジュネーブ駐在次席大使として核軍縮問題に取り組んできた、韓国外国語大学招聘教授のイム・ハンテクさんは7日、聨合ニュースに対して、「北韓の核問題が東アジアで核のドミノ現象を引き起こす引き金になり得るとする点を意識し、ノーベル賞委員会が国際社会に警告のメッセージを送ったものだ」とする認識を示しました。
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