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平昌冬季五輪 「北韓参加の可能性高い」

ニュース2017-10-16
平昌冬季五輪 「北韓参加の可能性高い」

来年2月に開かれる平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックに北韓が参加する可能性が高くなっているもようです。
韓国の日刊紙「ハンギョレ新聞」によりますと、韓国政府の高官が13日、「北韓の張雄(チャン・ウン)IOC=国際オリンピック委員会委員が平昌冬季オリンピックに参加する意思を伝えてきたと把握している」と明らかにしたということです。
この高官は、張委員が「近く韓国政府の公式な発表があるだろう」と述べたと伝えています。
大統領府青瓦台の関係者も、「IOC側が、韓国に『北韓のオリンピック参加がうまく進んでいる』と伝えてきたと聞いている」と話しました。
この関係者は、来月初めトランプ大統領の韓国訪問と韓米首脳会談の際、これまでの雰囲気とは異なる象徴的な措置が取られると期待すると述べました。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領はことし9月にアメリカを訪れた際、ほとんどの外交場面で、平昌冬季オリンピックと平和を結び付けながら、北韓の参加を強く呼びかけていました。
また、文大統領は、先月21日の国連総会でも、「平昌が平和の明かりを灯すろうそくになることを信じている」と述べています。
ただ、平昌冬季オリンピックとパラリンピックが毎年2月から3月にかけて行われてきた韓米合同軍事演習の期間と重なることが、状況変化の鍵となっています。
韓国政府が、各国に対して平昌オリンピック期間中は戦闘を停止するよう呼びかける「休戦決議案」をことし9月に国連に提出した直後、江原道(カンウォンド)は、韓国軍に韓米合同軍事演習の日程の調整を求めることを決めています。
また、韓国軍当局者も、「軍事演習の日程はまだ決まっていないが、平昌冬季オリンピックなどの日程を考慮して決める」と明らかにしています。

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