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ロシアでの国際会議 南北接触に注目

ニュース2017-10-18
ロシアでの国際会議 南北接触に注目

韓国政府は、北韓の北米局長が出席しロシアの首都モスクワで開かれる国際会議に北韓の核問題を担当する高官を派遣することにしており、南北当局者間の接触が実現するかに関心が寄せられています。
モスクワでは、19日から3日間の日程で核兵器の拡散防止をテーマにした半官半民の国際会議が開かれ、アメリカや中国などおよそ40の国や国際機関の代表が出席する見通しです。
会議には、北韓外務省の崔善姫(チェ・ソンヒ)北米局長も出席することになっており、韓国政府は、6か国協議の次席代表を務める韓半島平和交渉本部のイ・サンファ北核外交企画団長を現地に派遣する方向で調整を進めているもようです。
核兵器拡散防止をテーマにした国際会議に局長級が参加するのは異例のことで、南北当局者間の接触が実現するかどうかに関心が寄せられています。
一方、これに先立って、先月中旬にジュネーヴで開かれた北東アジアの安全保障に関する国際会議で、南北外交当局の副局長級接触が行われましたが、北韓は、アメリカが韓米合同軍事演習や北韓への制裁をやめない限り、対話に応じない姿勢を改めて強調し、韓国との対話も意味がないと述べたことが分かりました。
また、今月16日にロシアで開かれた各国の議会関係者が集まる国際会議でロシアが南北対話を提案しましたが、北韓が拒否し実現していません。
さらに、この会議にはクリントン政権で国務次官を務めたシャーマン氏も参加する予定で、米朝接触が実現するかどうかにも関心が集まっています。


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