ロシアを訪問している北韓外務省の高官は23日、サンクトペテルブルクの大学で非公開の講演を行い、「アメリカとの対話はある」などと話していたことがわかりました。
日本のメディアが24日、講演に参加した学生などの話として伝えました。
それによりますと、北韓外務省の崔善姫(チェ・ソンヒ)北米局長は、サンクトペテルブルク大学で、学生に向けた講演を行い、対立が続くアメリカとの関係について、「アメリカと北韓の間に対話はないと思われているが、実際にはある」と話したということです。
北韓がアメリカと水面下での対話を試みているという一部の観測を裏付けるものとなっています。
「対話」が具体的にどのようなものかは、明らかになっていません。
崔局長の講演は、参加した学生に録音や写真撮影を禁止するなど、徹底した情報管理のもとで行われました。
崔局長は、講演で、核・ミサイル開発などについて、「アメリカの脅威に対抗するために核を開発している」とする、これまでの主張を繰り返したもようです。

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