韓米日国防相会談 北韓への対応強化で一致

韓日米3か国の国防担当の閣僚が23日、フィリピンで会談し、北韓の核・ミサイル開発の放棄に向けて、外交努力を後押しするためにも軍事的な圧力を強めることを確認しました。
会談には、宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官、日本の小野寺防衛相、アメリカのマティス国防長官が出席しました。
発表された共同声明では、弾道ミサイルの発射などを繰り返す北韓を「重大な脅威」と強く非難し、北韓に対して、核・ミサイル開発を放棄するよう求め、そのための外交主導の努力を後押しするためにも、防衛面で「積極的に協力」することを確認したとしています。
3か国は、今後も、ミサイル防衛と対潜水艦作戦訓練を続けることで一致したほか、北韓の脅威に対抗する能力強化のために必要な措置を講じていくことで合意しました。
一方、韓国軍合同参謀本部は24日、韓日米3か国が24日から2日間、韓国と日本の近海でミサイル警戒訓練を実施すると明らかにしました。
訓練には韓国海軍の「栗谷李珥(ユルゴク・イイ)」、アメリカ海軍の「ステザム」など2隻、日本海上自衛隊の「きりしま」と、合わせて4隻のイージス艦が投入されるということです。
コンピューターシミュレーションによる訓練で、北韓が弾道ミサイルを発射したと想定し、模擬の標的を3か国のイージス艦が探知、追跡し、情報を交換するということです。
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