韓国4300個核弾頭製造能力 NYT

アメリカのニューヨーク・タイムズは28日付けで、韓国は4300個以上の核弾頭を製造できると報じました。
ニューヨーク・タイムズは、アメリカ科学者連盟の報告書を引用し、韓国は24基の原子炉が稼動していて、プルトニウムを抽出できる膨大な再処理物質があり、6ヶ月以内に核兵器を製造できる能力もあるとしました。
また、日本は6000個の核弾頭を製造できる核物質を保有していて、1~2年以内に核兵器を製造できるとしました。
ニューヨーク・タイムズは、北韓の核開発で周辺国でも核武装論が台頭しているとしたうえで、韓国や日本だけでなく、オーストラリア、台湾、ベトナムでも核武装論が論議を呼んでいるとしました。
ニューヨーク・タイムズは核武装論が論議を呼んでいることについて、アメリカの「核の傘」に対する不満が背景にあると指摘しました。
ところで、韓国では在韓米軍への戦術核の再配備や核武装論が論議になっていますが、文在寅政権は戦術核の再配備や核武装の可能性を否定しています。
韓国とアメリカは最近、核の傘による核抑止力を強化するほか、ミサイル防御能力を高めること、また、アメリカの戦略兵器の循環配備にも合意しています。
ニューヨーク・タイムズは、トランプ大統領の防衛費分担金増額要求や北韓に対する好戦的な発言が危機を悪化させているとして、トランプ大統領のアジア歴訪に注目する必要があるとしました。
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