文大統領 「平和の道は北韓にも開かれている」

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、来年2月の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック大会の開幕まで100日となるのを前に「平和の道は北韓にも開かれている。北韓が平昌(ピョンチャン)に踏み出す第一歩は、平和に向けた大きな進展になる」と述べ、北韓に平昌オリンピックへの参加を改めて呼びかけました。
これは、平昌冬季オリンピック大会の出場枠を確保していた北韓フィギュア・スケートのペアが、大会に出場する意向を示したと伝えられた直後の先月31日、平昌オリンピックの会場の江陵(カンヌン)アイスアリーナ競技場で開かれた「民主平和統一諮問会議」で述べたものです。
「民主平和統一諮問会議」は、大統領直属の諮問機関で、創設以来初めてソウル以外の地域で開かれ、文大統領は開会のことばを述べ、平昌冬季オリンピック大会の成功を祝いました。
そのなかで文大統領は、「平和の道は北韓にも開かれている。北韓が平昌に踏み出す第一歩は、数百発のミサイルでも得られない平和に向けた大きな進展になる」とした上で、「南と北がオリンピックで会って融和すれば、平昌は韓半島の平和と繁栄が芽生える場に生まれ変わるだろう」と強調しました。
文在寅大統領は、自ら平昌冬季オリンピックの広報大使を務めており、南北融和の突破口にと、南北合同チームや応援団の結成など、北韓に参加を呼びかけてきました。
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