韓国政府が、北韓の人権状況を非難し改善を求める、国連北韓人権決議案に賛成することが、1日に明らかになりました。
政府の消息筋が1日に明らかにしたところによりますと、政府はこれまで決議案の草案を巡る協議に参加していて、決議案に賛成するだけでなく、共同提案国として参加する方針だということです。
国連の消息筋によりますと、北韓人権決議案は、10月31日（現地時間）、国連総会で人権問題を担当している第3委員会に提出されています。この決議案は、国連駐在のヨーロッパ連合（EU）と日本代表部が、共同提案国の意見を反映して作成し、国連の全加盟国に回覧してから今月の中旬の第3委員会と来月の総会でそれぞれ採択の手続きを進めるとされています。
国連は2005年から北韓人権決議案を採択していて、韓国は、李明博（イ・ミョンバク）政権が発足した2008年から賛成の立場を保ってきました。
政府の消息筋はこれについて、「政府は、康京和（カン・ギョンファ）外交部長官の就任初期から、賛成という従来の立場を維持するということを示唆してきた」と説明しています。

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