国家情報院 「北韓が近くミサイル発射する可能性ある」

北韓が、近いうちにさらなるミサイル発射実験を行う可能性があるという分析が出ました。
また、北韓は年末に寧辺(ヨンビョン)の原子炉から廃燃料棒を取り出し、核再処理活動を行う可能性があるとされています。
国家情報院が、2日、国会情報委員会の非公開国政監査で報告しました。
ただし、ミサイルと核は高度化が遅れ、大気圏への再突入技術はまだ完成されていないと報告されました。
国政監査に参加した情報委員の1人は、これについて、「国家情報院は、北韓の固体燃料実験を注視していると報告した」としていて、また他の情報委員は、「北韓は、年末や来年の初めに追加実験をしなければならないという圧迫感を持っていると国家情報員は分析している」と述べていました。
また、国家情報院は、核実験による地震で坑道の一部が壊れている可能性があるとされている咸鏡北道 (ハムギョンブクド)吉州(キルジュ)郡豊渓里(プンゲリ)の核実験場について「3番坑道はいつでも核実験が可能な状態。4番坑道は、最近掘削工事を再開していて、核実験ができるほどに掘削するには相当な時間が必要になると思われる」という見通しを出しました。
国家情報院は、特に、「豊渓里の2番坑道は、ほとんど崩壊している。北韓が豊渓里の3、4番坑道で追加核実験を行おうとしているが、中国との関係で相当な負担を感じている」といい、北韓が共産党創立日など主な記念日に追加挑発行為をしなかった理由を説明しました。
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