APEC＝アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席するためベトナムを訪れている文在寅（ムン・ジェイン）大統領は11日、ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席と初めての首脳会談を行いました。
会談で、文大統領は、ASEAN＝東南アジア諸国連合やベトナムとの協力強化に意欲を示し、これに対して、チャン・ダイ・クアン国家主席は、就任直後の5月に大統領特使を派遣するなど韓国政府のASEAN重視政策を高く評価し、さらなる経済協力の拡大を希望すると応じました。
また、両首脳は、2020年まで貿易額1000億ドル達成を目指すことで一致しました。
さらに、文大統領は韓国政府の対北韓政策について、ベトナム政府の理解と支持に感謝を表明し、チャン・ダイ・クアン国家主席は、北韓問題解決に向けた韓国と国際社会の努力を今後とも支持する考えを強調しました。
文大統領は、このあと、域内の経済連携の促進などをテーマに話し合うAPEC首脳会議に出席し、韓国政府が目指す「人が中心となる経済構造」について紹介する予定です。

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