中国主席の特使が17日に訪朝 注目集まる

中国共産党中央対外連絡部の宋濤部長が17日、習近平国家主席の特使として北韓を訪問します。
宋部長の北韓訪問は、形式上は先月の共産党大会の結果を説明するためのものですが、国際社会が懸念する北韓の核・ミサイル問題を話し合う目的もあるとされています。
日程は公表されていませんが、20日まで滞在する可能性が高いとされています。
宋部長はまず、朝鮮労働党の国際部長など北韓の幹部と会談するとみられています。
18日か19日に金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長と会談する可能性が高いという見方も出ています。
宋部長は、中朝関係の改善について話し合うとともに、核問題をめぐる対話に復帰するよう北韓に求めるものとみられています。
また、アメリカのトランプ大統領が先週の中国訪問で習近平国家主席と協議した北韓核問題への対応方針を伝えるとみられています。
これについて、アメリカのトランプ大統領は16日、ツイッターに「大きな動きだ。何が起きるか見てみよう!」と書き込み、中国が北韓に対して影響力を行使することに期待感を示しました。
北韓が2か月以上挑発を控えている中で行われる宋部長の北韓訪問が、挑発と制裁の悪循環に陥っている韓半島情勢に転機をもたらすことができるのか、注目されます。
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