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中国特使、正恩氏最側近と会談 平壌

ニュース2017-11-18
中国特使、正恩氏最側近と会談 平壌

中国の習近平国家主席の特使が17日、平壌(ピョンヤン)入りし、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の最側近とされる崔竜海(チェ・リョンヘ)労働党副委員長と会談しました。
中国共産党の対外交流担当トップの宋涛(ソンタオ)中央対外連絡部長は、17日、習近平国家主席の特使として平壌を訪れました。
宋氏の北韓訪問は、形式上は先月の共産党大会の結果を説明するためのものですが、今月9日の米中首脳会談を踏まえて、北韓が開発を続ける核・ミサイルの問題をめぐっても意見を交わしたものとみられます。
北韓国営の朝鮮中央通信が18日、報じたところによりますと、会談では、宋氏が中国共産党大会の結果を説明したほか、両国の伝統的な友好関係を引き続き発展させていきたいという中国の立場を強調したということです。
会談の全容は明らかになっていませんが、先週の米中首脳会談でトランプ大統領が習主席と協議した北韓の核問題への対応方針を伝え、北韓に核問題をめぐる対話に復帰するよう求めた可能性が高いものとみられています。
宋氏は、早ければ18日にも金正恩労働党委員長と会って習近平国家主席の親書を伝えるものとみられています。
中国の閣僚が北韓を訪問したのは、2015年10月に劉雲山政治局常務委員が平壌を訪れて以来、およそ2年ぶりのことです。
今回の中国からの特使の北韓訪問は、北韓が2か月以上も挑発を控え、米朝間の対話の可能性が浮上しているなかで行われただけに、悪化していた中朝関係が改善し、挑発と制裁の悪循環に陥っている韓半島情勢に転機をもたらすことができるかどうか注目されます。

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