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中国特使 金委員長との会談は実現せず

ニュース2017-11-20
中国特使 金委員長との会談は実現せず

中国共産党で対外交流を担当する中央対外連絡部のトップ、宋涛部長が習近平国家主席の特使として平壌を訪れていますが、今のところ金正恩労働党委員長との会談は実現していないもようです。
宋濤部長は17日、平壌の万寿台議事堂で崔竜海(チェ・リョンヘ)労働党副委員長と会談し、「中朝関係を前向きに発展させる」ことで一致しました。
また、18日には、国際関係を統括するリ・スヨン副委員長と会談し、韓半島情勢について意見を交わしたということです。
19日には、韓国戦争に中国が参戦したことを記念する塔を訪れて献花し、午後には金正恩労働党委員長と会談すると見られていましたが、今のところ実現していないもようです。
韓国の国家安保戦略研究院の関係者は、金正恩労働党委員長が習近平国家主席の特使に会わないのは外交上の欠礼に当たると指摘しました。
北韓の国営メディアは16日に「アメリカの敵視政策が破棄されない限り、自衛的な核の宝剣は強化される」として、「核武力」の完成を目指す方針を強調していて、金正恩労働党委員長が宋濤対外連絡部長に会わないのは、こうした方針を強調する狙いがあるとの見方もあります。
一方では、 習近平国家主席の特使として宋涛部長が平壌を訪れたのはそれなりに意味があるが、この時点で核問題ついての対話が本格的に進むと期待するのは時期尚早だとする指摘もあります。

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