北韓の李容浩（リ・ヨンホ）外相がキューバを訪問し、ラウロ・カストロ議長と会談しました。
ロイター通信が現地メディアを引用して24日、伝えたところによりますと、「会談では、兄弟国として、両国の友好関係や国際的な相互関心事について意見を交わした」ということです。
これに先立って、李容浩外相は、キューバのロドリゲス外相と会談し、
アメリカが北韓を「テロ支援国家」に再指定したことについて、「国際法に対する乱暴な侵害だ」とする見方で一致し、アメリカを強く非難しました。
キューバと北韓は1960年以来、友好関係を維持しており、アメリカのトランプ政権は今月初めキューバに対し、オバマ前政権が緩和した渡航や商取り引きの規制強化を発表するなど圧力を強めています。北韓はこうした背景の中で、キューバに対して両国関係の強化を求めたものとみられます。
一方、キューバは2015年にアメリカから「テロ支援国家」の指定を解除されていて、核兵器には反対する立場を繰り返し示してきており、今後、北韓とアメリカとの間でどのような立場をとるかが注目されます。

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