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北韓が重大報道 「火星15」の発射実験に成功

ニュース2017-11-29

北韓が29日朝早く、平安南道・平城(ピョンソン)付近から韓半島東の海東海に向けて発射した弾道ミサイル1発について、国営の朝鮮中央テレビを通じて韓国時間の午後0時半から「重大報道」を行い、「新型のICBM=大陸間弾道ミサイル‘火星15’の発射実験に成功した」と主張しました。
それによりますと、「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の立ち会いのもと、新たに開発された新型のICBM‘火星15’の発射実験に成功した。平壌郊外で平壌時間の午前2時48分(韓国時間の午前3時18分)に発射され、東海の目標水域に命中した」ということです。
新型の「火星15」については、「火星14より技術的にはるかに優れていて、完成段階に到達した最も威力的な弾道ミサイル」とした上で、「アメリカ本土全域を攻撃できる超大型重量級核弾頭を装着できるICBM」と主張し、アメリカを強くけん制しました。
また、「金正恩同志は、新たな大陸間弾道ミサイル火星15の発射実験を見守りながら、今日ようやく国家核武力が完成する歴史的大業を果たしたと宣布した」としました。
さらに、今回の発射について、「アメリカの核脅威から我が国の主権と領土を守るために行われた」としました。
ただ、北韓は、ICBMかどうかの決め手となる大気圏再突入技術を確保したかどうかについては触れませんでした。
北韓がICBMと主張する「火星15」を発射したと発表したのは、これが初めてです。

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