国家情報院 「ICBM級では最も進展」

北韓が29日未明に発射したミサイルについて、韓国の国家情報院は、北韓がこれまで3回発射したICBM級のうち最も進展したものだとする見解を示しました。
国会の情報委員会に所属する与党・ともに民主党のキム・ビョンギ議員が29日、メディアに伝えたところによりますと、今回のミサイルについて、国家情報院は、「7月に2度にわたって発射した火星14より最大高度とスピードが上がっており、 火星14の改良型と推定される」として、これまで3回発射したICBM級のうち最も進展したミサイルと分析しているということです。
また、北韓が7回目の核実験を実施する可能性について、国家情報院は、「排除できない」とする見解を示しています。
一方、アメリカの専門家は、今回のミサイル発射が通常より高い高度に打ち上げるロフテッド軌道だったため、通常の角度で発射した場合、射程はアメリカ本土全域を含む1万3000キロに達する可能性があると分析しています。
北韓が2か月以上自粛していた挑発を再開させたことで、韓半島情勢の緊張が高まるのは避けられない情勢です。
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