北韓のミサイル発射を受けて、アメリカのトランプ大統領が中国の習近平国家主席に対して北韓への原油輸出の中断を求めたもようです。
ホワイトハウスが明らかにしたところによりますと、北韓のミサイル発射を受けて、トランプ大統領は29日、習近平国家主席と電話会談し、対応策について話し合ったということです。
なかでも、トランプ大統領は習主席に対して、北韓の核開発の放棄や非核化のために、あらゆる手段を動員してほしいと求めたということです。
これについて国連駐在アメリカ大使は、トランプ大統領が習主席に北韓への原油輸出を中断することを求めたと、会談の詳しい内容を伝えました。
一方、アメリカは近く、北韓への追加制裁を発表するとみられます。
トランプ大統領は29日、ツイッターに、近く追加制裁に踏み切ると書き込みました。
またティラーソン国務長官は、今回の制裁は、金融機関に焦点が合わせられるだろうと述べました。
これに先立ち、先週、トランプ大統領が、2週間後に北韓への最高レベルの圧力が完成すると予告したのに続いて、ティラーソン国務長官も、追加制裁のリストは長いとし、北韓への制裁が相次いで発表されることを示唆しています。
アメリカの独自制裁に加えて、北韓への原油供給も断たれるかどうか、中国の今後の動きに関心が集まっています。

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