青瓦台 「火星15発射、北韓の平昌五輪と別問題」

大統領府青瓦台の高官は1日、記者団に対し、北韓の大陸間弾道ミサイル級「火星15」の発射が、北韓の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック参加に与える影響について、「ミサイル発射とオリンピック参加は別問題だ」とする考えを示しました。
この高官は、「オリンピック自体を成功させることが目標ではあるが、オリンピックが韓半島をめぐる危機突破の契機にもなり得る」と述べ、北韓の平昌冬季オリンピック参加が韓半島の緊張緩和に役立つとする認識を強調しました。
そのうえで、「IOC=国際オリンピック委員会が北韓のIOC委員長をIOC本部のあるスイス・ローザンヌに呼んで北韓のオリンピック参加について協議していると聞いている」と述べました。
平昌オリンピックの出場枠を獲得した北韓のフィギュアスケートペア、リョム・テオク、キム・ジュシク組は、ISU=国際スケート連盟に対し、期限までに出場の意思を示さず、自力での出場を断念しましたが、IOCは北韓にワイルドカードを与えることも検討しているとされ、今後の行方に関心が集まっています。
ところで、青瓦台の高官は、韓国とアメリカが定期的に行っている毎年恒例の合同軍事演習を平昌冬季オリンピック期間中に延期または中断する可能性については、「何も決まっていない」と述べました。
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