ロシアによる米朝仲裁 中国も支持

ロシアのラブロフ外相が、北韓が自国の体制の安全保障についてアメリカと直接対話することを望んでいると明らかにしたことについて、中国外務省は、双方が早急に対話と交渉を通じて問題を平和的に解決する道に戻るべきだとして、歓迎する立場を示しました。
中国外務省の報道官は8日の定例会見で、北韓がアメリカとの直接対話を望んでいるとしたラブロフ外相の発言について、中国も支援する意向があるのかという質問に対してこのように述べました。
そして、「中国も北韓とアメリカが対話と交渉を通じて問題を解決することを望んでおり、そのために仲裁の役割をするなど努力を続けている」と強調しました。
ロシアのタス通信などによりますと、ロシアのラブロフ外相は現地時間の7日、ウィーンでアメリカのティラーソン国務長官と会談し、「北韓は自国の体制の安全保障について、アメリカと直接対話することを望んでおり、ロシアはそうした交渉を支援する用意がある」と伝えています。
アメリカと北韓との間に、ロシアが仲裁の役割を買って出たことから、中国もこれを支持する立場を表明し、米朝間に対話のムードが出てきているという見方が強まっています。
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