IOC＝国際オリンピック委員会のバッハ会長が、平昌（ピョンチャン）冬季オリンピックへの北韓の参加を呼びかけるため、北韓への訪問を進めていると伝えられているなか、バッハ会長がスイスで北韓のキム・イルグク国家オリンピック委員長と会談しました。
アメリカの政府系放送のボイス・オブ・アメリカ（VOA）によりますと、今回の会談は、新たに就任した北韓オリンピック委員会のキム・イルグク委員長が、9日、スイス・ローザンヌのIOC本部にあいさつのために訪れて行われたものだということです。
会談の内容は明らかになっていませんが、バッハ会長の北韓訪問について話し合われた可能性が高いものとみられています。
北韓は、フィギュアスケートのペアで平昌オリンピック出場枠を唯一獲得していますが、10月30日の期限までに参加の意思を表明していません。
IOCは、北韓に参加の意向があるならば、ISU＝国際スケート連盟と協議したうえでワイルドカードを与えることを考慮し、参加費用もすべてIOCが負担するとして、北韓に参加を求めています。
バッハ会長の北韓訪問が実現すれば、北韓の平昌オリンピック参加の可能性が高まり、今後の動きに関心が集まっています。

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