北韓を訪れるため北京入りしたとされていたアメリカのプロバスケットボールNBAの元スター選手、デニス・ロッドマン氏が、グアム島で北韓とのバスケットボールの試合を企画したいとする考えを示しました。
アメリカの日刊紙「ロサンゼルス・タイムズ」が現地時間の11日、報じたところによりますと、ロッドマン氏は11日、北京で行われたマスコミとのインタビューで、グアム島で現地チームと北韓とのバスケットボールの試合を企画し、アメリカと北韓の間の緊張を緩和したいと話したということです。
一方、ロッドマン氏は、アメリカと北韓の間の平和増進のための「人道主義ツアー」を実施していて、グアムと東京を経て、北京に到着していましたが、北韓への訪問は、アメリカ当局の許可を受けられず、結局、かないませんでした。
北韓で拘束されていたアメリカの大学生、オットー・ワームビア氏が解放直後、死亡した事件を受けて、アメリカ国務省が去年9月1日から、アメリカ人の北韓旅行を、人道支援や取材などの目的で許可を得た場合を除いて、原則として禁じているためです。
イギリスの日刊紙「ガーディアン」によりますと、ロッドマン氏は、トランプ大統領に自分を北韓に派遣する平和特使に任命してほしいと求めたということです。
ロッドマン氏はことし6月にも北韓を訪問しているなど、これまで5回にわたって北韓を訪問していて、そのうち3回は金正恩労働党委員長と面会しています。

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