国連事務次長 「北、戦争回避の重要性に同意」

最近、北韓を訪れて李容浩(リ・ヨンホ)外相らと会談して帰国した国連のフェルトマン事務次長は、「北韓の高官らと、核と弾道ミサイルの開発で進展を成し遂げるよりも、戦争を防ぐことが重要だという認識で一致した」ことを明らかにしました。
これは、フェルトマン事務次長が現地時間の12日、国連安保理の会合で訪朝の結果を報告したあと、記者らと会った際に述べたもので、李容浩外相らと「どうすれば戦争を防げるか」について15時間以上にわたって話し合ったということです。
また、フェルトマン事務次長が北韓に対して方向転換を図り、対話する準備ができていると表明するよう求めたところ、「北韓側がこうした主張に耳を傾けたものの、どう対応するかについては触れなかった」としました。
ただ、北韓の高官らに対して「今回の訪朝は新たな交流の始まりだと強調した」ことや、「北韓が対話継続に同意した」ことも明らかにし、「北韓と対話する余地はある。対話が実現することを期待する」と語りました。
国連のフェルトマン事務次長は、今月5日から9日まで平壌を訪れ、北韓の李容浩外相やパク・ミョングク外務次官と会談しました。
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