アメリカのティラーソン国務長官が、韓半島有事を想定して、北韓の核兵器を確保する方策などの対応策について中国と議論していることを明らかにしました。
ティラーソン国務長官は現地時間の12日、ワシントン市内で講演し、韓半島有事に備えて中国と詳細な危機対応策を詰めていると明らかにしました。
アメリカの政府高官が、韓半島有事を想定した具体策を明らかにするのは異例です。
ティラーソン国務長官は講演で、「アメリカは、北韓政権の交代や崩壊を求めていない」としたうえで、「有事の際、休戦ラインを超える事態が発生しても、状況が整えば南側に撤退すると中国に確約した」と話しました。
また、「不安定な状況になった場合、もっとも重要なのは、北韓が数十発保有すると見られる核兵器を確保することだ。核兵器の確保手段についても中国とすでに話し合った」と明らかにしました。
さらに、中国は、北韓から大量の難民が流入する事態に備えても措置を講じているということです。

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