安保理閣僚級会合 北韓も出席か

国連安全保障理事会が現地時間の15日に開催する北韓に関する閣僚級会合に、北韓の慈成男(チャ・ソンナム)国連大使も出席する見通しだと、AFP通信が現地の外交筋の話として14日伝えました。
国連の北韓代表部の報道官への確認も取れたということです。
この会合は、核・ミサイルによる北韓の挑発行為を非難し、対応を模索する場になるとみられていますが、北韓側から「関係国として出席したい」との要望があり、出席が認められたということです。
北韓の安保理への出席は極めて異例です。
慈成男大使は14日、ニューヨークで先週北韓を訪問した国連のフェルトマン事務次長と極秘に会談したことが安保理関係者の話から明らかになり、北韓が対話に向けて動き出した可能性に注目が集まっています。
国連安保理閣僚級会合には、アメリカのティラーソン国務長官も出席することになっています。
国務省のナウアート報道官は13日、声明を出し、「ティラーソン長官は、安保理閣僚級会合で国際社会の平和と安全保障を脅かす北韓の核・ミサイル開発を座視しないというこれまでの立場を繰り返す予定だ。北韓に核・弾道ミサイル開発を放棄させるため、すべての安保理加盟国に対し、北韓に対して最大限の圧力をかけるよう促す」と述べました。
ティラーソン長官は12日、講演で、北韓と「前提条件なしの対話」に応じる用意があると発言していて、「対話」ではなく「圧力」を重視する、トランプ大統領との路線の違いが指摘されていました。
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