「ビットコイン」など仮想通貨の取引所が、北韓のハッカー集団の標的になっているもようです。
韓国では4月と9月に国内の二つの仮想通貨取引所で、数千人が保有するおよそ80億ウォン、8億2800万円相当の仮想通貨が口座からなくなりました。
また、6月には国内最大の取引所で会員3万6000人余りの個人情報が漏えいする事故が起きました。
韓国の国家情報院によりますと、一連のハッキングで北韓のハッカー集団「ラザルス」がかつて使った手法が使われたということです。
「ラザルス」はアメリカのソニー・ピクチャーズやバングラデシュの中央銀行の攻撃に関与したとされていて、アメリカ連邦捜査局は「ラザルス」について、北韓の偵察総局の指揮を受けている集団だと規定しています。
国家情報院の関係者は、北韓は国際社会の制裁で外貨稼ぎに影響が出ていて、現金化しやすい仮想通貨取引所などへの攻撃に力を入れているとしました。

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