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北韓国家体育指導委員長の交代 「局面転換に肯定的」

ニュース2017-12-21
北韓国家体育指導委員長の交代 「局面転換に肯定的」

北韓が最近、国家体育指導委員長に崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮労働党副委員長の後任にチェ・フィ労働党副委員長を任命しましたが、これが局面転換の肯定的な兆しだとする見方が出ています。
政府系シンクタンクの統一研究院は20日、記者懇談会で、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック期間中、核やミサイルの挑発が停止され、韓米合同軍事演習が延期または縮小されれば、来年5月からは南北関係や北韓の核問題で対話の局面が期待されるという見通しを示しました。また、北韓が最近、国家体育指導委員長に崔竜海副委員長の後任にチェ・フィ副委員長を任命したことは、かなり明るい兆しととらえることができるとしました。
統一研究院は、これについて、平昌冬季オリンピックをめぐって南北間で接触が行われた場合に、ナンバー2の崔竜海副委員長よりはチェ・フィ副委員長の方が権力序列が低く、北韓としては、政治的負担が少ないためと説明しました。
朝鮮中央通信は今月19日、東アジアサッカー連盟E-1サッカー選手権で優勝した北韓の女子代表チームの帰国を報じながら、チェ・フィ副委員長を国家指導委員長と紹介しています。
道対抗群衆体育大会が閉幕した今月10月には崔竜海副委員長が国家体育指導委員長だったため、そのあとに交代しされたものとみられます。
統一研究院は、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が韓米合同軍事演習の延期をアメリカ側に示唆したことを、北韓が前向きに受け止めれば、冬季オリンピックに参加する可能性が高い。参加となれば、オリンピック以降、南北対話や特使の相互訪問の可能性も排除できない」という見方を示しました。

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