韓中外務次官補 北京で首脳会談の後続協議へ

韓国外交部の尹淳九(ユン・スング)次官補が27日、中国北京で中国外交部の孔鉉佑(こう・げんゆう)部長助理と協議します。
外交部が25日、発表したところによりますと、尹次官補は、孔部長助理との協議のため、26日中国を訪れるということです。
今回の協議は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の中国への国賓訪問から10日後に行われるもので、中国訪問と関連する後続措置の着実な実行策を中心に、互いの関心事について幅広く意見交換する予定だということです。
協議で、両国は、韓中財務省会議など政府部処間の局長級以上による77の協議ルートを再開するとした両国首脳間の合意を早期に実行する案について議論するとみられます。
また、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備に対する中国の報復措置で対立が深まっていた両国関係の回復に向けて、ことし10月末に両国間でなされた合意にも関わらず、中国の報復措置の解除が遅れていることについても協議するとみられます。さらに、文大統領の中国訪問に同行した韓国の記者らに対して中国側の警護員が集団暴行を加えたことについて、中国が調査結果などを公開するとみられ、注目されます。
外交消息筋は、「協議のため孔部長助理が先に韓国を訪れる案が検討されたが、日程を調整する過程で韓国の高官が先に中国を訪問することになった」ということです。
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