アメリカ財務省は、弾道ミサイル開発に関与したとして、北韓の朝鮮労働党幹部２人を新たに制裁対象に加えました。
アメリカ財務省の海外資産統制局（OFAC）は現地時間の26日、 朝鮮労働党幹部李炳哲（リ・ビョンチョル）と金正植（キム・ジョンシク）の2人を特別制裁対象に指定したと発表しました。
これは、国連安全保障理事会が22日に全会一致で採択した北韓への制裁決議に沿ったもので、制裁対象となった２人はアメリカ内の資産を凍結されるほか、アメリカ人との取引を禁じられます。
この２人は、北韓のミサイル開発を液体燃料から固体燃料へと転換する過程で中心的な役割を果たした人物で、7月に2回にわたるミサイル発射実験の際に金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長に付き添っていました。
特に李氏は北朝鮮のICBM=大陸間弾道ミサイルの開発に関わる主要官僚とされています。

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