南北離散家族再会 平昌五輪中に実現か

韓国政府は、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック期間と重なる旧正月連休(2月15~18日)を前後に南北離散家族の再会を進めており、実現するかどうか関心が寄せられています。
政府当局者は2日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が去年7月ベルリンで提案した南北離散家族再会事業を旧正月に合わせて推進する計画を明らかにし、「北韓の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が新年のあしさつで、文大統領の提案に前向きな姿勢を示したことから、実現の可能性は高いとみている」と述べました。
ことしの旧正月連休は来月15日から18日までで、平昌オリンピックと時期が重なるうえ、北韓の4大名節のひとつとされる故金正日国防委員長の誕生日、2月16日の光明星節とも重なります。
大統領府青瓦台の関係者は、「戦争避難民である文大統領は、かねてから金剛山や板門店で実施してきた離散家族再会より、高齢の避難民が互の故郷を訪問できる仕組みを設けることが必要と考えている」として、故郷訪問形式の離散家族再会に意欲を示しました。
南北離散家族再会は2015年10月を最後に中断したままになっています。
[Photo : ]