韓米合同演習 規模縮小の方向へ

韓米首脳が4日の電話会談で、平昌(ピョンチャン)オリンピック期間中に合同軍事演習を実施しない方針を確認したことで、ことしの演習は自ずと規模が縮小される可能性が出てきました。
極東問題専門家のキム・ドンヨプ慶南大学教授は、6日、「北韓の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長は新年の辞で、南北関係を改善し民族史に残る意味ある年にするため、軍事的緊張状態を和らげ、平和的環境づくりに向けて南北が共同で努力すべきだと述べており、平昌オリンピックだけでなく、9月の北韓建国70年を同時に言及した」として、韓米合同軍事演習の規模の再調整は避けられないとする見解を示しました。
また、国会の国防委員会所属議員もメディアに対して、「訓練の時期や規模について調整が図られるものとみられる」と指摘しました。
さらに、シンクタンク「自主国防ネットワーク(KDN)」の防衛アナリスト、イ・イルウさんは、「アメリカは航空母艦や上陸艦などを世界に巡回配配置しており、4月以降に延期された場合、韓半島周辺への展開は厳しいのではいか」と話しています。
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