北韓外相がスウェーデン入り 拘束米国人釈放に注目

北韓の李容浩(リ・ヨンホ)外相が現地時間の15日、スウェーデン入りしました。米朝首脳会談に向けた準備とみられています。
スウェーデン外務省は、李外相が現地で、バルストロム外相と会談し、領事関連の事案について集中的に意見交換すると伝えています。
スウェーデンは長年にわたり北韓と外交関係を結んでおり、1975年に北韓の平壌(ピョンヤン)に大使館を設置し、北韓と外交のないアメリカやカナダ、オーストラリアの利益代表を務めています。
会談では、5月に開催が見込まれる米朝首脳会談を前に、北韓で拘束されているアメリカ人3人の釈放問題などについても話し合われるとみられています。
李容浩外相がスウェーデンを訪れたことで、現地での米朝接触の観測が出ていましたが、アメリカ国務省は15日、「われわれが代表団をスウェーデンに送る予定はない」と述べ、観測を否定しました。
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