習近平国家主席 北韓に代表団派遣か

中国の習近平国家主席が今月末にも北韓に高官級代表団を派遣することを検討しているもようです。
複数の外交筋が15日に明らかにしたところによりますと、習主席は、来月から相次いで開かれる見通しとなっている南北首脳会談と米朝首脳会談についての北韓の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の考えを聞くため、政治局常務委員級の高官を団長とする代表団を近く平壌(ピョンヤン)に派遣することを検討しているということです。
平昌冬季オリンピックの開会式に出席するため、中国の習近平国家主席の特別代表として先月韓国を訪れた韓正・政治局常務委員が、北韓の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長と韓国で接触した際に、代表団の北韓派遣について議論したということです。
その後、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が米朝首脳会談の開催を提案するなど、韓半島の情勢が急変したことで、代表団の平壌派遣を早める方向で検討してきたもようです。
代表団派遣が決まれば、金正恩党委員長との面会が実現するかに大きな関心が集まる見通しです。
習主席は去年11月、共産党の宋濤対外連絡部長を特使として平壌に送りましたが、金正恩党委員長は面会を断っています。
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