4月下旬の南北首脳会談の開催に向けた韓国政府の準備委員会は、16日午後、大統領府青瓦台で初の全体会議を開き、今月末に板門店で南北の高位級会談を開催することを北韓に提案する方針を決めました。 首脳会談の議題などは、これから本格的な検討に入る見通しです。
韓国政府の準備委員長を務める任鍾晳（イム・ジョンソク）大統領秘書室長は16日の全体会議の後に行われた記者会見で「4月末の南北首脳会談に向け、3月末に北韓と高位級会談を行う方向で調整する」と、方針を明らかにしました。
近く北韓に正式提案する予定で、高位級会談の韓国側代表には、趙明均（チョ・ミョンギュン）統一部長官を予定しています。
任鍾晳大統領秘書室長は、「準備委員会の会合では、今回の南北首脳会談を韓半島の平和問題の根本的解決に向けた転機にしなければならないという点を確認した。首脳会談では、韓半島の非核化と恒久的な平和定着に向けた南北関係の進展策について集中的に議論するだろう」と述べました。
また4月末の首脳会談の日程については、「板門店で行うので、1日だけの会談になる」と述べました。
さらに任室長は、韓国の芸術団やテコンドー演武団による平壌公演を４月初めに行う計画も明らかにし、そのための実務者会談を来週にも板門店で開く予定だと述べました。

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