韓国の芸術団の平壌(ピョンヤン)公演に向けた実務者会談が20日に、南北の軍事境界線にある板門店(パンムンジョム)で開かれることが決まり、韓国の首席代表は歌手で作曲家のユン・サンこと李潤相(イ・ユンサン)氏が担当します。
統一部によりますと、北韓が16日、韓国芸術団の平壌公演に向けて19日に実務者会談を開くことを要請してきて、韓国側が20日の開催を提案したところ、北韓がそれを受け入れたということです。また、今回の実務者会談の首席代表は、韓国芸術団の音楽監督を務める予定の李潤相氏が担当することが決まりました。李潤相氏は、ユン・サンという芸名で1991年に歌手デビューして人気を集め、作曲家、プロデューサーとしても活発に活動しています。
南北間の対話で、大衆文化関連の活動をしている人物が韓国の首席代表を務めるのは今回が初めてです。
今回の実務者会談で、韓国からは、李潤相氏のほかにパク・ヒョンイル統一部局長、パク･ジンウォン青瓦台統一秘書官室専任行政官などが参加します。
会談では、北韓を訪れる韓国芸術団の人数や移動ルーツ、公演の内容、滞在期間中の安全の確保などについて話し合われる予定です。

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