韓米朝関係者 きょうから会合

5月末までに開かれる見通しとなっている米朝首脳会談を前に、アメリカ、韓国、北韓の関係者による半官半民の会合が20日からフィンランドのヘルシンキで始まります。
会合の場所と時間は公開されていません。
北韓からは、対米交渉の窓口役を務める北韓外務省北米局のチェ・ガンイル副局長が出席します。チェ・ガンイル副局長は、15日から17日にかけてスウェーデンを訪問した北韓の李容浩(リ・ヨンホ)外相と同じく、北韓で対アメリカ外交を担当する中心的な人物とされています。
アメリカからは、キャサリン・スティーブンス元韓国駐在アメリカ大使など、学会の北韓専門家が出席します。
韓国からは申珏秀(シン・ガクス)元日本駐在韓国大使や辛正承(シン・ジョンスン)元中国駐在韓国大使、白鍾天(ペク・ジョンチョン)世宗研究所理事長らが出席することになっています。
今回の会合は、3か国の外交官出身者や専門家が出席する半官半民の会合となっていますが、事実上、南北首脳会談と米朝首脳会談を前に双方の本音を探り合う場になるとみられています。
会合では、北韓の核問題などを含む韓半島の安全保障問題を中心に話し合われる予定です。なかでも、北韓の非核化をめぐる条件について掘り下げた議論が行われる見通しで、北韓が非核化や体制保証について、どこまで本音を語るのかに関心が集まっています。
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