ニュース

韓半島 A to Z

主なニュース

文大統領が韓米朝首脳会談言及 終戦宣言念頭に?

ニュース2018-03-22
文大統領が韓米朝首脳会談言及 終戦宣言念頭に?

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日、4月末の南北首脳会談に向けた準備委員会で、「南北、米朝首脳会談の進展状況によっては、韓米朝3か国の首脳会談にもつながる可能性がある。今回の会談と今後続く会談を通じて、韓半島の核や平和の問題を最終的に終わらせなければならない」と述べました。
文大統領が3か国首脳会談について触れたのは、終戦宣言を念頭に置いたものとみられます。
与党関係者によりますと、「北韓の非核化や米朝国交樹立のような包括的合意がなされるとことを前提に、韓米朝3か国の首脳会談を通じて韓国戦争の終戦宣言ができるだろう」ということです。
また、仁済(インジェ)大学統一学部の教授は、「2007年10月に当時の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が会談した際に採択された南北共同宣言にも、3か国または4か国が参加する韓半島終戦宣言の内容が盛り込まれている」と話しています。
1953年の休戦協定の当事国は、韓国、アメリカ、中国、北韓でしたが、今回、文大統領が言及した3か国首脳会談に、中国が抜けたことについて、大統領府青瓦台の関係者は「中国はまだ」という認識を示しています。
また、この関係者は、「3か国首脳会談の言及は、トランプ大統領との共通認識によるものではないようだ。いまこうした言及することで、南北、米朝首脳会談や韓米の間で協議しながら進めていきたいという意味だ」と述べました。
文大統領は同じ日、準備委員会で、「南北が一緒になるのであれ、別に暮らすのであれ、互いに干渉せず、被害を与えることなく、共に繁栄し、平和に暮らせるようにしなければならない」という考えも示しています。これは、去年7月にドイツで行った演説で、「韓国は、北韓の崩壊を望んでいない。いかなる形の吸収統一や人為的な統一も追及しない」としていたことと通じるものです。
文大統領は、「韓半島の平和定着にはアメリカの保障が必要だ」として目標やビジョン、戦略をアメリカと共有できるよう、十分協議するよう指示しました。

[Photo : ]

新着ニュース