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北、核実験場の部隊半減 非核化合意に備え

ニュース2018-03-28
北、核実験場の部隊半減 非核化合意に備え

北韓当局が韓半島北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクド)豊渓里(プンゲリ)の核実験場に展開する軍部隊をほぼ半減させる指示を出したもようです。
朝日新聞が複数の北韓関係筋の話として28日付けで伝えたところによりますと、今月はじめに核実験場周辺に駐屯する北韓軍1000人規模の4つの部隊のうち、2つの部隊に対して移動命令を出したということです。
5月の米朝首脳会談で北韓が非核化に合意する場合に備えた動きとみられるとしています。
ただ、2つの部隊と核実験の技術者らは残ることになりますが、残りの軍部隊もすべて撤退する可能性があるということです。
北韓は過去にも2008年6月寧辺(ヨンビョン)核施設にある原子炉の冷却塔を爆破した事例があり、合意の履行を裏付ける手段として豊渓里の核実験場を閉鎖する可能性もありますが、米朝関係が悪化すれば活動を再開するとみられます。
専門家は、豊渓里の閉鎖は難しい問題ではないとして、「非核化のプロセスをいかに着実に実行できるかがカギになる」と指摘しています。
これに先立ち、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、今月5日に韓国からの特使団に対して「軍事的脅威が解消され、体制の安定が保障されれば、核を保有する理由がない」と話していました。

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